昭和30年代より、現在まで、多くの吉本の芸人たちに愛されているのが大衆食堂『千とせ』。 いわゆる普通の食堂であるこのお店には、吉本芸人が愛するうどんがあります。
今や、関西の至宝とも言うべき、『吉本新喜劇』の黄金期を、岡八朗らとともに支えた喜劇役者・花紀京が、その人。
厳選された和牛肉を、これまたこだわりのカツオと昆布のだしでさっとたいた汁の中に、大阪特有のもちもちしたうどん。それにたっぷりの青ネギの入った“肉うどん”は、一口すすると、その肉汁の深いコクにびっくりするはず。そして、そのコクを青ネギの清廉な風味と香りが、さっぱりとさせてくれます。
この“肉うどん”がお気に入りだった花紀京が、たまたま前夜の深酒で二日酔いになった時に、「肉うどんはちょっと今日キツいから、うどん抜いたヤツを作ってくれへんか」と、先代の大将に頼み、「まかしとくなはれ!」と、できあがったのが“肉吸い”の最初になったのは、千とせを語る上で有名なお話。
地元の人や吉本芸人に愛されて50年。肉吸いで大人気の「千とせ」の玉子かけごはん専用醤油です。お店で出されているものを、そのまま販売しています。肉吸いと一緒に食べる玉子かけごはんは絶品です。肉吸いがないのは残念ですが、お店の行列に並ばなくてもご自宅で名店の味をご堪能頂けます。
なんばグランド花月
大阪市中央区難波千日前11-6
TEL: 06-6648-4678
大阪市浪速区恵美須東2丁目7-2
TEL: 06-6634-0606